商業ビルのエレベーター問題について、コラムニストの石原壮一郎氏は、「年末緊急提言! 居酒屋ビルのエレベーターをめぐる大問題」という記事の中で、非常に鋭い指摘をしている。石原氏いわく、1階でエレベーターに先に乗ったのにもかかわらず、降りる時には後から乗ってきた集団が先に降り、店内に先に案内されるのは釈然としないという。なるほど、確かにそうだ。同じような目にあった人も多いのではないか。

 石原氏は、「なぜ、後からエレベーターに乗ってきたほうが、先に店に入れるのか! なぜ『お先にどうぞ』と言えないのか!」と憤り、この理不尽な現象を撲滅するために「さあ、日本を変えるのは今です! 今こそ行動しましょう!」と提案している。

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 おそらく、今回紹介したエレベーターのモヤモヤは氷山の一角である。筆者自身もやってしまいがちだが、密閉空間ではイヤホンの音漏れがより気になる人もいるだろうし、香水のにおいや体臭が我慢できないという人もいるかもしれない。他人と他人が狭い空間を共有しなければいけないエレベーターでのマナーは、これからどのような形で確立していくのだろうか。

「自分はエレベーターの中で、こんなことが気になっている」というモヤモヤがあれば、これを機に、読者の方もどんどん発信してほしい。まずは言葉にし、どこまでのラインをマナーとするべきなのか、許容範囲とするべきなのか、議論が進むことを願っている。

 当連載についてご意見がある方は、筆者のTwitterアカウントにご連絡いただきたい。すべてには返信できないが、必ず目を通したいと思う。

(フリーライター 宮崎智之)