細野豪志氏ほその・ごうし/1971年生まれ。2000年初当選、民主党政権で消費者・食品安全担当相、原子力行政担当相。その後民主党政策調査会長、幹事長、民進党代表代行を務めたが17年8月に離党。希望の党、無所属を経て19年1月、自民党二階派(志帥会)に入る。 Photo by Toshiaki Usami

「安倍一強」のもと長いものに巻かれる式の「変節」が政治の世界でも目立つ。7月の参議院選挙では旧民主党議員4人が自民党から出馬予定だ。「民主党幹事長」から「自民党幹事長」派閥に入った細野豪志代議士にもその批判が付きまとう。転身の弁を聞いた。ダイヤモンド編集部特任編集委員 西井泰之)

離れていく人はいるが
新しい支持者を増やす

――衆参ダブル選挙の可能性は薄くなりましたが。

 まだどうなるかわかりませんし、いずれは衆議院選挙もあります。今回は相当、厳しい選挙になると覚悟していますので、今は基本的には選挙区で、朝は街頭(演説)をやり、昼は個別訪問、夜はいろいろな集まりに出て、考えを聞いてもらうという毎日です。