2024.2.25
「核の時代でも侵略戦争は起きた」ウクライナ戦争から日本が学ぶべき安全保障の教訓
小泉悠准教授は、プーチン大統領がウクライナの支配に執着する背景には「ロシアとの一体性からのルーシ民族主義的な感情がある」と分析。核の時代にも古い時代の侵略戦争が起こることを示したのがウクライナ戦争だと言う。
2024.2.25
小泉悠准教授は、プーチン大統領がウクライナの支配に執着する背景には「ロシアとの一体性からのルーシ民族主義的な感情がある」と分析。核の時代にも古い時代の侵略戦争が起こることを示したのがウクライナ戦争だと言う。
2024.2.24
3年目に入るウクライナ戦争は、「反転攻勢に失敗したウクライナが、ロシアの攻勢に再び耐える年になる」と東京大学の小泉悠准教授は語る。プーチン氏の戦争目的を頓挫させるためには、欧米の軍事支援継続が鍵だ。
2024.2.10
金利ゼロにもかかわらず日本経済が長期停滞に陥った原因をデービッド・アトキンソン氏は企業経営者が楽な経営環境に安住しイノベーションを怠ったからだと分析。「金利復活は経営者へ『現状維持』を許さないプレッシャーになる」と語る。
2024.1.17
自民党派閥の「裏金疑惑」は安倍派の現職国会議員の逮捕にまで進んだ。刑事告発した上脇博之神戸学院大学教授は「摘発は氷山の一角」として、派閥領袖(りょうしゅう)らの関与による組織犯罪の徹底捜査を求めるとともに「政治とカネ」の問題の根本…
2023.7.25
9月から「政治の季節」となる中で、ウクライナ戦争はどう展開するのか。兵頭慎治・防衛研究所研究幹事は、プーチン大統領は「強い指導者」を誇示しようとして戦争に介入する結果、ますます戦況が悪化する「ジレンマ」が強まるとみる。
2023.7.24
ロシア・ワグネル反乱で表面化したプーチン体制の亀裂は、ウクライナ戦争にどういう影響を及ぼすのか。兵頭慎治・防衛研究所研究幹事は、威信回復を目指すプーチン大統領には占領地が縮小した状況での停戦はあり得ず、「プーチン戦争の泥沼化」を予…
2023.7.14
ワグネルの反乱は、ウクライナ戦争のあだ花にすぎないのか。下斗米伸夫神奈川大学特別招聘教授は、プーチン大統領が来年3月の大統領選挙を意識し、「ウクライナの反転攻勢をしのいだ後、停戦に動き出すのではないか」と外交解決の流れが活発化する…
2023.7.13
「プーチン体制」で初めて起きた反乱の主は政治家でも軍人でもない民間軍事会社のトップだった。ロシア研究の第一人者、下斗米伸夫氏は、ワグネルの反乱はウクライナ戦争の「真実」を浮き彫りにしたと指摘する。
2023.5.29
植田日銀は、過去の緩和策のレビューを新体制の最初の取り組みとして打ち出しました。異次元緩和のもとになった2%物価目標を盛り込んだ政府日銀の共同声明策定を担った門間一夫・元日銀理事は、重要なのはレビューを日本経済の低成長・低インフレ…
2023.4.17
「植田日銀」の最重要課題は、異次元緩和策の正常化だ。安倍元首相のブレーン、本田悦朗・元内閣官房参与は、「アベノミクスは消費増税など財政の逆噴射で足を引っ張られ道半ば」と黒田緩和路線継続を求める。
2023.4.7
植田日銀新体制は黒田路線の修正を意識した色合いが強く、YCCの柔軟化を皮切りに2024年半ば以降、マイナス金利解除などの正常化に踏み出すと、木内登英・元日銀審議委員は予想する。懸念は欧米金融不安の再燃だ。波及次第では正常化シナリオが大き…
2023.2.24
日本銀行の植田和男総裁の新体制での金融政策はどうあるべきか。「異次元緩和という大実験は失敗だった」と指摘してきた早川英男・元日銀理事は、政府との共同声明見直しやYCCなどの政策の検証を夏までに進め、来年以降の金融緩和の本格転換をにら…
2023.2.15
経済学者の植田和男氏の日銀新総裁起用は「本命」が固辞した事情もあるが、植田氏は量的緩和策の可能性とともに弊害も早くから指摘している。政治色のない学者総裁でアベノミクスの主柱、異次元緩和の手じまいを進める思惑がにじむ。
2022.11.1
倒産急増の引き金になりかねないゼロゼロ融資の返済本格化を前に、過剰債務の減免が打ち出された。提案した自民党金融調査会の片山さつき会長は、「事業再生の後押し」に「2兆~3兆円」規模の債務減免が必要だと語る。
2022.10.14
発足1年がたつ岸田政権だが、支持率の急降下の原因を亀井静香元金融担当相は、地方の疲弊や賃金の低下など、国民の生活への不安に向きあった政治をやっていないからだと、「聞く力」よりも指導力の発揮を直言する。
2022.9.27
岸田政権の支持率急降下を、村上誠一郎元行革相は円安・物価上昇や「自民党の旧統一教会汚染」に政治不信が強まるのに首相が問題解決に指導力を発揮しないからだと語り、「安倍政治・アベノミクスの見直し」を直言する。
2022.6.24
資源価格急騰や24年ぶり円安で物価が上昇するなか、日銀が金融緩和を続けるのは「2%物価目標」があるからだ。10年近くの異常な政策で金利を上げられない状況にしてしまった。
2022.5.12
ロシアの「核の恫喝」を交えたウクライナ軍事侵攻は、核抑止の枠組みを揺るがせた。秋山信将・一橋大学教授は「核大国間の戦略レベルの均衡が、地域レベルの不安定性を喚起するリスクを顕在化させた」と指摘する。海洋進出を進める中国など日本にと…
2022.5.11
ウクライナへの軍事侵攻でプーチン大統領は核兵器の使用も辞さないことをたびたび表明し、世界は核超大国の「核の恫喝」を交えた侵略を止められないでいる。恫喝は「核の使用」にエスカレートしないのか。秋山信将・一橋大学教授は、「不利な戦局の…
2022.4.6
ウクライナに軍事侵攻したロシアへの経済制裁には各国のエネルギーを巡る国益や思惑が色濃く反映され、国際政治のパワーバランスにおける資源の重要性を浮き彫りにした。ウクライナ危機を巡るエネルギー地政学の勝者は誰か。米中のパワーが強まる見…
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