米上院は20日、サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)への22件の武器販売を阻止する決議案を可決した。トランプ政権と中東の友好国との緊密な関係にとって、さらなる打撃が加わった。これら武器は80億ドル(約8600億円)余りに相当。先月、トランプ政権が議会の審査プロセスを回避する権限を行使して承認していた。当時、マイク・ポンぺオ国務長官は、イランとの緊張の激化で迅速な武器販売が必要だと主張していた。決議案を提出したボブ・メネンデス上院議員(民主、ニュージャージー州)をはじめ両党の議員からは、イエメン内戦干渉、反体制派記者ジャマル・カショギ氏の殺害事件などを理由に、サウジへの武器販売に反対する声が上がっていた。
米上院、サウジへの武器販売阻む決議を可決
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