米共和党で長年にわたり資金調達役を務めてきたエリオット・ブロイディ氏がトランプ政権との関係に乗じて利益を上げたとされる疑惑を巡り、連邦検察当局が捜査を強化している。複数の関係者が明らかにした。  ブロイディ氏は2016年の大統領選でトランプ陣営の資金調達責任者を務め、後に共和党全国委員会(RNC)の財務担当副責任者に起用された。ブロイディ氏が自身の情報サービス会社Circinus LLC(サーシナス)の海外顧客や見込み客を17年の大統領就任式に特別招待し、報酬を得たとされる件が捜査の焦点だ。