プライベートエクイティ(PE)投資会社は今年、棚に積んであるほこりをかぶった投資案件の整理を進めた。だが、2026年もまだやるべきことが多く残っている。PE投資会社はまだ売却していない企業を何年もの間過剰に抱えており、多くの投資家をいら立たせ、新規の資金調達がますます困難になっている。今年は全般にM&A(合併・買収)活動が活発化したにもかかわらず、未売却企業の滞留は昨年に比べ増加している。ピッチブックによると、9月30日時点で米企業約1万2900社がPE投資会社のポートフォリオに残っていた。24年末に比べやや増加した。企業を買収してから売却するまでの平均保有期間は約7年で、23年の高水準からは短縮したものの、新型コロナウイルス禍前に比べるとまだ高い水準にある。
PE投資会社、26年は企業売却さらに進む見通し
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