ボリス・ジョンソン氏は、英外相として2018年にホワイトハウスを訪れた際、館内を勝手にうろつき回り、スタッフに会釈したりジャレッド・クシュナー氏(トランプ氏娘婿で大統領上級顧問)に出くわしたりして、周囲を驚かせた。その場にいたある関係者は「誰もが『そのような行為は許されませんよ』と話していた」と当時を振り返る。この型破りなジョンソン氏の態度が予想に反し、トランプ政権と親しい関係を構築するきっかけとなったようだ。混乱必至の方法で欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を模索するジョンソン氏に対し眉をひそめる首脳がいる中、ドナルド・トランプ大統領は声援を送り、次期英首相まであと一歩に迫ったジョンソン氏を名指しで称賛する。