クルマ好きの会話に当然のように登場するセダン、ハッチバック、クーペといったクルマのボディタイプ。実際、なんとなくわかるけどクルマを見てもパッと答えることができない方も多いのではないでしょうか。
また、最近ではメーカーによってボディタイプの呼び名も様々にネーミングされている。そこで、中古輸入車ジャーナリストの伊達軍曹と共に、混迷を極めているクルマのボディタイプを“ザックリ”と学んで行きましょう。
セダンとは
BMWのセダンにベンチマーク的存在と言えるのが、3シリーズ。ミドルクラスセダンと言われるセグメントのモデルで、ライバル車にはメルセデス・ベンツのCクラスやアウディのA4などがあります。価格は452万~962万円。
基本的には、セダンとはピラー(ボディと屋根をつなぐ柱部分、窓ガラスについている)のある4ドアのクルマを指します。
「それぞれの国での呼び名から考えていくと分かりやすく、イギリスではサルーン、ドイツはリムジーネ、フランスがベルリーネ、イタリアではクワトロポルテやベルリーナと呼ばれています。セダンはラテン語が語源になっている呼び方ですね。サルーン、つまりドライバーや後部座席を含めた人が座る空間がサロンになっているのが重要で、荷室と分かれている必要があります。紳士的な乗り物な訳ですね(伊達)」
分かりやすいクルマとしては、BMWの3シリーズや5シリーズがセダンにあたります。