2020年米大統領選に出馬表明した民主党候補の初討論会は、乱立する候補者を整理するのには役立った。一連の討論から浮かび上がったのは、はっきりとした進歩主義の陣営が中道陣営と派手に衝突している姿だ。両陣営を分ける主な争点――医療保険――も討論であぶりだされた。だが、ひとつ大きな疑問が残された。ドナルド・トランプ大統領を破るのに必要な労働者層の取り込みに討論会は役立ったのか。それとも、党をさらに左に押しやり、逆効果になったのか。
米民主党討論会、残された大きな疑問
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