ドナルド・トランプ米大統領は6月30日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と首脳会談を行い、同国の非核化を巡り両国の交渉担当チームが今後数週間以内に話し合いを再開することで合意したと述べた。両首脳は韓国と北朝鮮を隔てる軍事境界線上にある板門店で顔を合わせ、トランプ氏は現職の米大統領として初めて北朝鮮側に入境。その後、両氏は韓国側で首脳会談を実施した。正恩氏は記者団の質問に対し、米側が突如会談を提案したことに驚いたと述べた。トランプ氏と正恩氏は1時間近くにわたり、非公開で会談。ベトナムで2月に開かれた首脳会談では合意に至らなかった核交渉の再開で同意した。トランプ氏は会談後、「スピード感は求めていない。正確に行うことを目指している」と述べ、「とてもいい方向に進んでいる。今日は素晴らしい1日だった」と続けた。米朝首脳による顔合わせはごくわずかな時間で終わるとみられていたが、最終的に66分に及んだ。
米朝が核協議再開に合意 米大統領初の北朝鮮入り
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