2019年上半期の米ボーイングの民間航空機納入数が前年同期比3分の1以上減少した。墜落事故を起こした「737MAX」型機の運航停止が響いた。  ボーイングの9日の発表によると、MAX型機の新規受注は3カ月連続でゼロとなった。民間航空機全体の上半期の納入は239機となり、前年同期の378機から激減した。150機以上のMAX型機が倉庫に保管されている状態という。  MAX型機は2度の墜落事故を受けて、3月中旬から運航停止が続いている。  一方、欧州航空・防衛大手エアバス・グループは今年、一連の生産問題を乗り越え、過去最高の納入機数を記録する勢いだ。