2020年の米大統領選に民主党から出馬しているジョー・バイデン前副大統領が、退任後の2年間で1560万ドル(約17億円)の収入を得ていたことが、開示された納税申告書などから明らかになった。中流階級の代弁者として50年近く政治の世界でキャリアを積んだ同氏だが、副大統領を退任後は、講演料や自著の印税、ペンシルベニア大学教授としての報酬といった形で巨額の収入を得ていた。バイデン氏の選挙陣営は、2016-18年分の同氏とジル夫人の財務状況の開示書類と、連邦税・州税の納税申告書を公表した。同氏の17年の収入は1100万ドルを上回った。その大半は講演料や自身および夫人の著書の印税だった。開示書類によれば、バイデン氏は2年間で49回の講演を実施。そのうち17年11月にマイアミで開かれたブックフェアでは8040ドル、著書の販売促進ツアーでのVIP向けイベントでは23万4820ドルを受け取っていた。