スティーブン・ムニューシン米財務長官がここ数日、国内の主要IT(情報技術)企業などに対し、米政府がブラックリストに追加した中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)との取引を再開するための適用除外ライセンスの取得を強く働きかけていたことが分かった。事情に詳しい関係者が明らかにした。ドナルド・トランプ政権は最近、ファーウェイへの強硬姿勢を後退させており、ムニューシン氏の行動もそうした状況を反映したものだ。5月に同社がブラックリストに加えられたことは、米中貿易協議の障害となっている。トランプ大統領は6月、中国の習近平国家主席に譲歩し、安全保障上のリスクとならない場合はファーウェイに対する禁輸措置で適用除外を認める考えを示していた。
米財務長官、ファーウェイ禁輸で企業に免除申請働きかけ
有料会員限定
あなたにおすすめ