中国政府がカンボジア海軍の基地利用を巡り同国政府とひそかに合意を結んでいたことが分かった。米国および同盟国の政府当局者らが明らかにした。合意は春に結ばれていたが両国からは公表されていない。合意により中国はタイランド湾にあるカンボジア軍基地の一部を独占的に使用することが可能になる。基地の近くでは中国企業が大規模な空港を建設中だ。当局者らによれば最終的な合意の詳細は明らかになっていないが、素案に目を通した米政府当局者は30年間の契約だとし、その後は10年ごとに自動的に更新される内容だと述べている。素案によれば中国は軍関係者を駐在させられるだけでなく、兵器の保管や軍艦の停泊も可能になる。