ニューヨークのアンドリュー・クオモ州知事は22日、猫の爪除去手術を禁止する法案に署名した。州として同処置を違法とするのは全米初。法律は直ちに施行され、違反者には最大で1000ドルの罰金が科される。クオモ氏は「爪除去は残酷で痛みを伴う処置で、無力の動物にとって肉体的・行動的な問題を引き起こす可能性があるため、今日をもって禁止とする」と声明で述べた。法案は6月に議会を通過していた。同措置はロサンゼルスやデンバーなど一部の都市ではすでに禁止されている。ニューヨーク州獣医師会などは、猫が爪でひっかくことで捨てられたり安楽死されたりするようならば、爪除去も選択肢として残るべきだと主張。また猫によるひっかき傷への抵抗力が弱まるような病気を飼い主が抱えている場合なども考慮されるべきだとしている。