ビジネスパーソンは、とにかく忙しい!少々カラダに不調があっても、なかなか病院に行けない、誰に相談したらいいかわからない、料金もいくらかかるのか…そう思っている人も多いはず。この連載は、所属している医師がすべてイケメンの「イケメンドクターズ」(NHKの『ごごナマ』でレギュラー出演も!)の先生方が、みなさまのお悩みに答えます。第8回は悩んでいるけど、病院に行きづらいEDの問題について、泌尿器科の先生が解説します。

EDに悩む夫婦
EDに悩んでいる男性、夫婦は少なくありません Photo:PIXTA

成人男性の4人の1人が悩んでいるED
こんな症状が出たら病院へ!

 泌尿器科では、その名の通り、尿路、および男性の生殖器の病気を専門的に扱います。前立腺がんなどの治療も多いのですが、「勃起不全(以下ED)」の診察もします。

 EDとは、「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続、または再発すること」をいいます(※1)。そのため、世にいう「中折れ」などもEDに当たります。

 ある調査によれば、1998年の成人男性を対象にした調査では4人に1人がEDで悩んでいるとの報告があります(※2)。50代で30%、60代で50%、70代で75%と、歳をとるにつれてEDを訴える方は増えてきます(※3)

※1)J Sex Med 2016:13:135-143
※2)日本臨床2002:60:200-202
※3)Eur Urol 2003:44:637-649

 どんな症状の方がいらっしゃるのか、患者さんを例に紹介しましょう。

【Aさん】40代男性。普段の不摂生がたたり、健康診断では血圧が高い、血糖値が高いと言われていた。しかし仕事が忙しく、病院での検査などはせずにそのまま様子を見ていたが、勃起不全(以下ED)に。若い頃は、血気盛んで女性と連日夜を共にしても平気だったのが、最近はめっきり下半身の元気がなくなってしまった。

【Bさん】20代男性。これまで数回、彼女と性行為を試みたが、半勃起状態で挿入できるほどの硬さにはならなかった。自慰は可能で、その時は完全に勃起もできるし、射精もできる。初めての彼女で悲しませたくないから、どうにかしたいとのこと。

【Cさん】30代女性。夫とのセックスレスでの相談。普段は仲が良いが、結婚してから3年近く性行為がない。子どもがほしいと思っており、まずは妊娠を目的にではなく、コミュニケーションのためにもそういう行為をしていこうと伝え、トライはしたが、挿入するほど硬くならないため、性行為ができていない。夫に泌尿器科への受診を勧めるべきか、そっとしておくべきかわからない。