井田 写真提供:沼津市

 静岡県沼津市の井田と平沢(らららサンビーチ)も0.5mg/l未満だった。井田は、砂浜がなくゴロゴロした石とコンクリートの斜面のエリアで泳ぐようになっている。

 平沢は人工の海浜施設で、伊豆半島の西海岸では数少ない白い砂のビーチが売り。干潮時には潮だまりができるように設計されており、磯浜に取り残されたカニや小魚などの海洋生物を観察できる。

平沢
平沢(らららサンビーチ) 写真提供:沼津市

 CODが0.5mg/lで6位となったのは、東京都小笠原村の大村海岸と沼津市の大瀬の2ヵ所。

 大村海岸は東京都に属しているが、東京から約1000km離れた父島に位置し、竹芝桟橋(東京都港区)から船で24時間かかる。

 父島の東部は希少な生物が多く、小笠原諸島の一部として2011年に世界自然遺産に登録された。当時東京都知事だった石原慎太郎氏は、父島で開かれた記念式典で「小笠原を世界の宝物として守っていく」と宣言している。

離島の海水浴場に交じって静岡県沼津市が大健闘

 沼津市の大瀬は、ダイビングスポットで有名だ。波が穏やかで水が澄み、約700種類の海中生物が生息する。近くには国の天然記念物であるビャクシン樹林もある。

 CODが0.6mg/lで8位となった海水浴場は10ヵ所あった。ここでも東京都八丈町の底土や東京都三宅村の大久保浜、宮古島市のパイナガマビーチといった離島のランクインが目立った。その中で、またも沼津市の御浜が入っているのが目に付く。

 ここまでの17ヵ所のうち、市町村別で最も多くランクインしたのが4ヵ所の沼津市だった。宮古島市と石垣市がそれぞれ2ヵ所ずつでこれに続いている。上位に多数、離島勢が並ぶ中で沼津市は大健闘しているというほかない。

 沼津市は、離島に比べて東京都や神奈川県といった首都圏からアクセスしやすく、日帰りも可能だ。気軽に全国トップレベルの水質が楽しめる穴場だといえる。