31日の米株式相場は続落。米連邦準備制度理事会(FRB)が約10年ぶりの利下げを決めたものの、追加利下げには慎重な姿勢を示唆したことで、主要株価指数は軒並み下げた。ダウ工業株30種平均の終値は前日比333.75ドル(1.23%)安の2万6864.27ドル。午後には一時400ドル超下げる場面もあった。S&P500種指数は32.80ポイント(1.09%)安の2980.38、ナスダック総合指数は98.19ポイント(1.19%)安の8175.42で取引を終えた。一部の投資家は年末までに複数回の利下げを予想している。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文は追加利下げの可能性を排除していないものの、ジェローム・パウエルFRB議長はこの日、今回の利下げは長期的な緩和サイクルの始まりではないことをほのめかした。また同氏は、FRBは今後発表される経済データを引き続き注視すると改めて言明した。
NYダウ一時400ドル超下落、FRB慎重姿勢を嫌気
有料会員限定
あなたにおすすめ