ドナルド・トランプ米大統領の娘婿で上級顧問のジャレッド・クシュナー氏は、今週イスラエルとアラブ諸国を歴訪し、中東和平の活性化を目指している。ただ政権当局者らは、和平計画でパレスチナ国家の樹立が保証されるわけではないと示唆している。クシュナー氏はサウジアラビア、ヨルダン、イスラエル、エジプト、モロッコを歴訪。和平計画がパレスチナ経済にどのような恩恵をもたらし得るかという、6月のバーレーンでの会合の内容に立脚して計画を推進したい考え。2日にモロッコで締めくくる今回の歴訪では、同氏はパレスチナ当局者と面談しない。パレスチナ首脳はトランプ政権の和平努力がイスラエル寄りだとして批判。米国が2017年12月にエルサレムをイスラエルの首都と認定して以来、トランプ政権との連絡を拒否している。
クシュナー氏、中東歴訪で和平推進 パレスチナ国家は約束せず
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