だからこそリーダーになれたのですが、半面、「プレイヤーとしてはすばらしいけれど、上司としては好ましくない」いくつかの特徴があります。

タイプ(1)部下のやり方にイライラ

 1つ目は、「自分とは違う仕事の進め方にストレスを感じる」ことです。

 このタイプの上司は自分とは違うやり方で部下が仕事をしていると、「もういい! 俺がやる」と、仕事を取り上げてしまいます。部下の仕事を見て、いちいちストレスを感じたくないからでしょう。

 モラル感覚が違うのですから、仕事の進め方が違うのは当たり前。もし、部下に自分の思った通りに仕事を進めてもらいたいのならば、細かく指示を出さなければなりません。

 そうした指示も出さずに、部下の仕事に文句をいうのはリーダー失格です。

「モラル感覚は違って当たり前」と考え、どんな相手にでも伝わるような明確な指示を出す。そうすることで、部下に安心して仕事を任せられるようになるはずです。

タイプ(2)部下に嫌われるのが怖い

 2つ目は、「部下に気を遣いすぎる」ことです。

 これは「人のいい上司」に多いのですが、特に部下が忙しそうにしているとき、「別の仕事を任せたら悪いな」と考えるのでしょう。それで「頼んでイヤな顔をされるより、大変だけど自分でやろう」というふうになるわけです。

 一見いい上司のようですが、そこには「部下に嫌われたくない」という心理が働いています。この根底にあるのは、「部下とは価値観が違うから、どう思われるのかが想像できずに怖い」という思いでしょう。