【サンフランシスコ】米サンフランシスコ地区連銀のメアリー・デーリー総裁は、連邦準備制度理事会(FRB)の次の動きを考察する上で対中貿易摩擦を注視していることを明らかにした。  デーリー総裁は5日のインタビューで「こうした逆風に注目しながら今後の方策を考えている」と語った。貿易という逆風が「増幅している。風が弱まるときと強まるときがある。今は強まっている」と話した。  トランプ氏は1日、対中制裁関税第4弾を9月1日付で発動すると表明した。週明け5日には人民元安が進行し、米財務省が中国を「為替操作国」に指定した。