【北京】中国政府で香港問題を担当する香港マカオ事務弁公室の張暁明主任は7日、香港政府が市民の抗議デモを制御できないことが明らかになれば、中国政府は介入すると警告した。深セン市近くで開催された香港側代表との会合での発言を国営メディアが報じた。  張氏は、2カ月以上にわたってデモが続く香港を1997年の中国返還以来の最も深刻な状況にあると指摘。「状況がさらに悪化し、香港政府が制御できないような混乱に陥れば、中央政府は絶対に静観できない」とした。  張氏は介入の選択肢について明言は避けつつも、中央政府は治安の早期回復に向けた「手段と力を十分に備えている」と述べた。