「マイベストプロ」が
プロとしての高橋さんを紹介する
自分や自分の周りのごく少数の人だけが、独自の付加価値を認識するだけではパーソナルブランドを構築したことにはなりません。「自分しか解決できないということ」を多くの人に知られて初めてパーソナルブランドとなるのであり、それを知らしめるうえで、ただ単に機能として知ってもらうのではなく、信頼性や安心感とともにその人ならではの強みを知ってもらうための告知でなければなりません。
インターネットは自分を知らない多くの人に知ってもらうには効果的なツールですが、認知されていない商品や人にとっては、多くの情報を発信しても、仮に閲覧数が増えても信頼性に欠ける為、閲覧者の購買行動に繋げられなという欠点を持ち合わせていることもあり、高橋さんに勧めたパーソナルブランド構築プランには、新聞社、テレビ局が長年築き上げてきた信頼というものを活用すべく、それらのメディアと連動し、全国の専門家を紹介するポータルサイト「マイベストプロ」への掲載を含めました。
「大御所が名を連ねるサイトに私が出るなんて恐れ多い」としり込みする高橋さんを、私達は「自分のプロ技術で女性の助けになりたいと願うのなら、胸を張ってそれを広めるべき」と励ましました。
高橋さんはマイベストプロのサイトにおいて、プロフィールやサービス紹介の記事の他に、コラムの連載なども行い、信頼性のあるメディアで、明確な強みを打ち出すことを目指しました。その結果少しずつ、高橋さんのプロのワザが明らかになるのと同時に、高橋さんの強みである「20年の主婦歴がベースにあるからこそ」相談しやすいという人柄が顧客に浸透し始めました。
女性の悩みに応えるサービス展開に発展
顧客に広がったイメージは、高橋さんの強みそのものですから、実際にサービスが受けた顧客の満足度は必然的に高くなるという構造になります。物が増えすぎて合理的な収納ができていないという場合でも、高橋さんの数時間のサービスを受ければ、後は自分でも整理ができるようになります。足の踏み場もないほどに物があふれてどうにも片づけられない悩みを抱えているお宅の場合は、目の前のストレスを解消するような片づけ方法を模索しながら、高橋さんはいつ頃からそうなってしまったのかと顧客に問いかけます。女性同士だからこそ、また、高橋さんの20年の主婦歴を持った経験で語りかけられるからこそ、顧客のほうも信頼して正直に語ることができます。そこから自分を見つめ直す機会を得ることができるのです。
「10年間も手をつけられなかった部屋が片づいて、これで自分自身を取り戻すことができました」という顧客の言葉が、高橋さんの果たした役割の大きさを物語っています。
忙しい人のための家事代行サービスも発展
高橋さんは整理収納サービスのほかに、女性スタッフを派遣する家事代行サービスも始めました。共働きや事業経営者で整理や清掃をする時間がないという人が高橋さんの顧客の中心だからです。高橋さんの整理収納のセンスや上品な人柄を見込んでの依頼であり、模様替えやインテリアの相談も受けます。
「家事・育児・介護・仕事…現代の女性はたくさんの荷物を抱えて走っています。そうした女性たちを支援したい思いが強いですね」(高橋さん)。