ウーバー・テクノロジーズはやや減速しているかもしれないが、ボンネットの下には十分パワーがある。米配車サービス大手の同社が8日に発表した4-6月期(第2四半期)決算は、激しい競争のなか好悪入り交じった内容だった。好材料としては、グロスブッキング(収入総額)が158億ドル(約1兆6700億円)でアナリスト予想と一致したことや、月間のアクティブユーザーや利用回数が予想を上回ったことがある。ウーバーによると、調整後売上高は新規株式公開(IPO)関連でドライバーに支払った約3億ドルに影響を受けた。これがなければ、おおむね予想に匹敵する水準だったとしている。同様に、「過剰なドライバー報奨金・紹介金」を除いた中核プラットフォームの売上高は約30億ドルと、予想を上回った。