西真理子(にし・まりこ)

英語コーチ・ビジネススキル講師
長崎県生まれ、1990年国際基督教大学教養学部卒業。
外国や英語とは無縁の環境で育ったが、中学1年でNHKの『基礎英語』と出会ったときに英語に魅せられ、学習に励み始める。
留学・海外生活経験はゼロであり、大学時代には英語が「話せない」ことにコンプレックスを持つ。大学卒業後、外資系企業に転職したときに「仕事で使えない自らの英語力」に危機感を覚え、本社のネイティブスピーカーにも通用する英語力をと試行錯誤を続けた末、ネイティブにも「折り目正しい英語を書く」と評価されるようになる。外資系企業数社にてエグゼクティブアシスタントを務め、現役秘書時代は日本人、アメリカ人、スウェーデン人、イギリス人などの社長や重役について通訳翻訳を含む幅広い業務に従事。
現在は英検対策(1級・準1級・2級)、TOEIC®文法対策、英語スピーキング力増強90日間コーチング、バイリンガル簿記会計基礎などの講座を開講。「ネイティブからも一目置かれる骨太の英語力を備えることで、1人でも多くの方に夢を実現してほしい」という想いで日々授業を展開している。
日本人として初めて米国公認秘書検定(1995年)および米国上級秘書検定(2002年)に合格。2006年、米国人でも入学・卒業が困難とされるバーチャルアシスタント養成機関のAssistUに日本人として初めて合格、コースを優秀賞にて修了。2009年、秘書の域を超えた技能や知識が必要とされる米国オンラインビジネスマネジャー養成コースをアジア人として初めて修了。日本人初の公認英文レジュメライター(英文履歴書のプロフェショナル)としての資格も持つ。英検1級。

英語学習の本質とは?

 西真理子と申します。この度『ネイティブにほめられる英語』を出版しました。実務で体得した「ネイティブに一目置かれる英語」を、皆さまに提供したいという思いから書きました。

 この本にご興味のある方は、「もっとやりがいのある、世界を舞台にした仕事がしたい。そのために英語をしっかり勉強しよう」とお考えなのでしょう。その決意に心から敬意を表し、応援したいと思います。

 しかし中には、「英語の大切さはわかるけれど、なかなか上達しないし」「留学もしていないし」「英会話学校も続かないし」と不安な方、勉強をあきらめたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 そのような方に、どうしてもご紹介したい話があります。ツイッター上で話題になった「初心者向けカケ線1000本ノック」をご存じでしょうか。

 これは、漫画家の来栖さとし先生が、『ジョジョシリーズ』で知られる荒木飛呂彦先生の仕事場にいらした頃、先輩から教わったものだそうで、「『Gペン』という漫画に使うペンで、カケ線を描く練習」のことを指します。

 カケとは漫画の技法の一種で、線で絵に濃淡をつけることです。ペンを握ってひたすらカケ線を紙に描き続けることで、ペンに慣れ、きれいな線が描けるようになる―「ペンと手を一体化させる」―ことがこの練習の目的だそうです。

 まずはタテ、次はちょっと角度をずらして、さらに反対に角度をずらして、最後にもう少し角度をつけて…と何本も何本も、おそらく1000本どころか10000本に近い線で紙を埋め尽くす、という練習で、話を聞いただけでも気が遠くなりそうです。

 けれど、これくらい同じことを繰り返さないと技術は身につかない、ということですね。これは語学も同じではないでしょうか。「10日でできる英会話」は存在しないし、「ネイティブに『明日』ほめられる英語術」も残念ながらありません。

 世界で戦うためのスキルを身につけるために努力を続ける、そんな皆さまをこれからも力いっぱいサポートしてまいります。


【ダイヤモンド社書籍編集部からのお知らせ】

『ネイティブにほめられる英語』

著:西 真理子 価格:1500円+税 判型/造本:四六並製、232ページ  ISBN:978-4-478-10433-0

「Dear Mr. Mike Davis.」このひと言で、あなたは信頼を失います。

外資系企業で役員秘書を18年経験したプロフェッショナルが、ネイティブにほめられるワンランク上の英語を語る!

「できません」「わかりません」と言えないハードな仕事から学んだ、ネイティブに一目置かれる英語とは?

ハイクラス英文法、電話、来客対応、メール、パンクチュエーション、ビジネス英単語etc。これで完ぺき!

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