「Dear Mr. Mike Davis.」このひと言で、あなたは信頼を失います。

外資系企業で役員秘書を18年経験したプロフェッショナルが、ネイティブにほめられるワンランク上の英語を語る! 「できません」「わかりません」と言えないハードな仕事から学んだ、ネイティブに一目置かれる英語とは?

ハイクラス英文法、電話、来客対応、メール、パンクチュエーション、ビジネス英単語etc。

最新刊『ネイティブにほめられる英語』の著者である西真理子氏が、そのエッセンスをやさしく語ります。

anotherとthe otherとothersの違い、わかりますか?

自信をもって説明できますか?

 anotherとthe otherとthe othersとothersの違いがわかりますか。これらを理解している方は本当に少ないです。

「2つのグループ」に分けられるものと「3つのグループ」に分けられるものに区別して、ご説明します。

「2つのグループ」に分けられる

I have two children. One is a boy, and the other is a girl.(2人の子どもがいて、1人は男の子でもう1人は女の子だ) 

 このように対象物が2つしかない場合には、one とthe otherを使います。対して、2つに分けられるグループの「残りの全部」を指す場合にはthe othersとなります。

I have four children. One is a boy, and the others are girls.(4人の子どもがいて、1人は男の子で残りは女の子だ)

「3つのグループ」に分けられる

 ブラウスを買おうとお店に入ったら、店員さんがいろいろ尋ねた後、「これはいかがでしょうか」と1枚(one)持ってきてくれました。

 けれど、あなたはそのデザインが気に入りません。ではどう言うか。

I do not like this design very much. Do you have another?(このデザインは気に入りません。他のはありますか)となります。