核軍縮の時代は終わった。それを疑う人が仮にいるならば、はっきりさせておかねばならない。先週ロシアで起きた不可思議な爆発によって少なくとも7人の作業員が死亡したことが、そのことを明確に示している。今回の事故は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領にとってのチェルノブイリだ。そうでないことを示す公然たる証拠がない限り、世界はそう考えるべきだ。8日の爆発事故で死亡した技術者5人は、12日にサロフで埋葬された。サロフはモスクワの東方約400キロに位置する都市で、核兵器研究の中心地である。公式サイトにアップされたビデオによれば、5人は「ロシア連邦研究所のエリート」だった。ロシア国営原子力企業が先週末に明らかにしたところによると、彼らは「(放射性)同位元素の動力源」を利用したミサイルの試験を担当していた。