――筆者のケン・ワイルズ氏はテキサス大学オースティン校の特任准教授(金融学)、ケプ・スウィーニー氏はアクセレロン・グループのマネジングディレクター ***  ウーバー・テクノロジーズは4-6月期(第2四半期)に52億4000万ドルの赤字を計上しており、黒字化への明確な道筋は描いていないように見える。だがその損失額ですら実際よりも少ない。費用のかなり大きな部分が損益計算書に含まれておらず、ドライバーに押し付けられている。それは、車の減価償却費だ。  ウーバーの大半のドライバーは、保有する車の価格に仕事が及ぼす影響に気づいていないようだ。