同事件は歩行者天国に加藤死刑囚のトラックが突っ込んで通行人を相次いではね、さらにナイフで襲った無差別殺傷事件だ。7人が死亡、10人が重軽傷を負った。

 加藤死刑囚は青森県トップの県立青森高校を卒業後、短大に進学。インターネットに「負け組」というキーワードを書き込み、加藤死刑囚が当時、派遣労働者だったことから、ネットでは「勝ち組に一矢報いた」「格差社会の英雄」ともてはやす投稿もあった。

 青葉容疑者はコンビニ強盗の動機について「仕事上で理不尽な扱いを受けるなどして、社会で暮らしていくことに嫌気がさした」と述べ、自首したことも含め、判決では罪が軽減されていた。

 7年前は思いとどまることができた無差別大量放火殺人…。何が青葉容疑者を凄惨(せいさん)・残虐な犯行へと駆り立てたのだろうか(推定無罪の原則、または刑事責任能力を問えない可能性もありますが、犯行は疑いのない事実とみられますのでこのように表現します)。

一方的な思い込みの犯行か

 京アニの代理人弁護士は7月30日、同社が年1回開催している「京都アニメーション大賞」に、青葉容疑者と同姓同名・同住所の投稿があったと明らかにした。

 京アニ大賞はプロ・アマ、年齢を問わず、広く作品を募集。大賞作品はアニメ化され、文庫として出版される。

 青葉容疑者は事件発生直後、京都府警の警察官に取り押さえられる際に「小説を盗まれたからやった」と話したとされる。

 代理人は「(応募者が)同一人物かどうかは確認できない」としつつ、内容を確認したところ、京アニが手掛けた作品と似たような表現は確認できなかったと説明した。

 この代理人の説明で、青葉容疑者の動機が「自分の作品を盗用されたと思い込んだ、理不尽かつ一方的な思い込み」だった可能性が浮上した。

 しかし、不可解な点も残る。