誰でもできるけれど、誰もやっていない「年収1億円の習慣」。年収1億円以上の人の「習慣」には、ある「共通のルール」があります。でも、その「習慣(ルール)」を行うのに、特別な才能もいりませんし、最初にお金が必要になることもありません。誰でもできる「シンプルな習慣」を、あなたが身につけさえすれば、年収1億円は、実現可能なのです。

社長が社員と結ばなければならない「3つの約束」

「3つの約束」、
逃げない、言い訳をしない、人のせいにしない

ある時期、社内に「愚痴」「悪口」「文句」が蔓延したことがありました。「あいつムカつく」「こんなことやってられない」「もう嫌だ」「いつ辞めようかな」といった否定的な声が、スタッフルーム(バックヤード)から聞こえるようになったのです。
その理由がわからなかった私は、堀口社長(仮名)に相談をしました。堀口社長は、創業一代で年商200億円を実現した、超一流の経営者です。
すると堀口社長は、「情熱が伝染するのと同じように、邪念も伝染する」と教えてくださいました。
「無気力で愚痴ばかりこぼしている人のそばにいると、まわりも気が滅入ってきて、やる気を失う。強い邪念を放つスタッフ(愚痴、悪口、文句ばかり口に出すスタッフ)に引っ張られて、まわりも愚痴を言うようになる」というのです。
「愚痴」「悪口」「文句」をなくすには、「邪念の元を断つ」しかありません。では、邪念の元は誰だったのでしょうか。堀口社長の答えは、私にとって、意外なものでした。
「邪念の元は、いちばんトップである山下さん、あなたではありませんか? トップ自身が、社員の前で、『愚痴』『悪口』『文句』を言っているから伝染するのではありませんか?」社内に広がる邪念の発信源は、なんと、当時の「私自身」だったのです。