ドナルド・トランプ米大統領は30日、貿易政策が米経済に負の影響を及ぼしているとの見方を退け、問題の原因は「経営下手の軟弱な企業」にあると述べた。トランプ氏はツイッターで、米国にあるのは関税問題ではなく「FRB(連邦準備制度理事会)問題」だとしつつ、「経営下手の軟弱な企業が、利口にも自分たちの経営のまずさではなく、少しの関税のせいにしている。(中略)言い訳だ!」と述べた。9月1日に発動される対中追加関税を前に、米国内の企業や農家は米中貿易摩擦の長期化で苦境に陥っていると訴えている。FRBは先月、10年ぶりの利下げに踏み切り、世界的な成長減速、貿易政策を巡る不確実性、インフレ低迷を理由に挙げた。だがトランプ氏は、通常であればリセッション(景気後退)入りの局面でしかないような大幅な利下げ措置を求めている。
トランプ氏、「軟弱な企業」をやり玉に 関税の影響を否定
有料会員限定
あなたにおすすめ