• ストラテジスト調査• ストラテジスト調査投資家が夏休みから戻ると、貿易摩擦、困惑させる経済指標、不明確な金融・財政政策が待ち構えている。そのどれもが、株式市場を強気にも弱気にもする可能性があり、本誌が調査した5人のストラテジストの見通しが一致していなくても意外ではない。S&P500指数は年初来で16.7%上昇し、30日は2926.46で引けた。この間に過去最高値の3027を付けたものの、8月は景気後退が差し迫っているという懸念で下落した。ストラテジストが予想する年末の平均水準は約2933で、現在を0.2%上回るにすぎない。しかし、個々の予想は2700(7.7%下落)から3100(5.9%上昇)と幅広い。米国10年国債利回りについても、年末の予想は1.25~2.15%と広くなっている。