ビジネスや営業の世界では若手のうちならともかく、40~50代で脱落すると、なかなか復活するのが難しいといわれるが、挽回して再浮上する人もいる。そんな人々の具体例を紹介しよう。(営業サポート・コンサルティング代表取締役、営業コンサルタント 菊原智明)
40歳を過ぎてから
再び日の目を見た営業マン
一時、トップに上り詰めたと思ったら一気に地獄に落ちる――。こういった人たちを何人も知っているし、たくさん見てきた。
そんな人々には共通点がある。
・調子にのり過ぎて地獄を見る
・キャパ以上の契約を取り、まわらなくなる
・売り上げ重視の契約をとりクレームでつぶれる
・休みなく働いて体を壊す
・スタッフをアゴで使い、まわりが敵だらけになる
などなど。
ジェットコースターのごとく、一気に上昇して一気に下っていく。あなたの近くにもこんなタイプの営業マンが1人や2人いるだろう。
しかし、そこからはい上がってきたという話はあまり聞かない。一度、転落した人の復活は不可能なのか……。
私はそうは思わない。
私自身も芽が出たのが遅い方だったし「よくあそこから復活したなぁ」と思う人もいる。人生捨てたものではないのだ。
そこで、今回はその中で40歳を過ぎてから、再び日の目を見た2人の営業マンを紹介させてほしい。