東大クイズ王として、バラエティ番組への出演も多い東大医学部6年生の水上颯氏が、初の著書『東大No.1頭脳が教える 頭を鍛える5つの習慣』を出版した。同書の中から、東大クイズ王ならではの勉強法や記憶力の鍛え方を紹介していく。今回のテーマは、「暗記を完璧にする」ための方法について。
暗記は筋トレと同じで
やっただけ確実に身につく
暗記に対して、「退屈でつまらない」というマイナスイメージを抱いている人も多いのではないでしょうか。
僕は、暗記を「筋トレ」と同じようなものだと捉えています。毎日継続して行なうと効果が高いこと、地道な努力が必要なことなど、共通点が多いからです。
ただ、筋トレは鍛えること自体が目的化するくらいのめり込む人がいる一方で、暗記にそこまで熱意をもって臨んでいる人は少ない。
だから、「なぜ、筋トレにそこまで熱中するのか」を明らかにし、それを応用していけば、暗記のモチベーションを上げる方法が見えてきます。
筋トレは地味ですが、やっただけ確実に筋肉がつきます。一方で、ちょっとさぼると、せっかくつけた筋肉もどんどん落ちていきます。
どんなスポーツでも、トップアスリートほど地味な筋トレを欠かさずに行なっているのは、基礎的な体づくりの重要性を知っているからでしょう。