偏差値30の学年ビリが、倍率約8倍の法科大学院に合格、日本最難関の試験に一発合格した勉強法をまとめた『ずるい暗記術』の図解版が登場。理解もいらない。ノートも使わない。時間が短いほど効果の表れる勉強法は、資格試験、英語、大学受験ほか、答えの存在するあらゆる試験で効果を発揮します。
今回は、「ノート反対論」をお伝えします。ノートは勉強した気にさせてくれますが、2つの弊害が裏に潜んでいるのです。

きれいに書くだけで
覚えられるはずがない

 みなさんは、日頃当たり前のようにノートをとっているのではないでしょうか。ここでハッキリ言いましょう。

 ノートは、いっさい必要ありません!

 本来、ノートに書く目的は「勉強したことを記憶に定着させるため」ですが、何も考えずにただ書いてしまう人が多く見られます。

 私も大学2浪中に数学の教科書をノートに丸写ししていました。マーカーで色分けし、定規やコンパスを使ってきれいなノートを作りましたが、肝心の問題は一問も解けませんでした。

 いつのまにか「きれいに書く」ということに目的がすり替わってしまっていたのです。

 時間をかけたのに、何も吸収できていない。まさに、結果が出ないダメな勉強法の典型ですね。

 自分の頭で考えて書くのならいいのですが、考えずに書く、写すノートは「百害あって一利なし」です!

「書いて覚える」の間違った方法