米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズが貨物運送取り次ぎ事業を強化している。主力のライドシェア事業で引き続き多額の赤字を出す中、シカゴの新拠点で人員を積極的に採用し、営業地域を増やす計画だ。ウーバーフレイトは17日、トラック運送業者に貨物積載済みのトレーラーを引き受けやすくするサービスを拡大すると表明した。従来型の物流会社のビジネスを奪い、デジタル貨物運送取り次ぎという成長分野で同業他社への対抗を狙う。ウーバーフレイトはまた、独自のモバイルアプリを通じて一度に複数回の運送を予約できる仕組みを構築した。運送会社が輸送計画を改善し、空きトレーラーを運ぶ距離を縮小することを支援する。同業のデジタル貨物取り次ぎベンチャー、コンボイが今年に入り、同様のサービスを打ち出している。