ネットフリックスは正気を失っているのか、あるいは彼らがまともで、われわれがおかしいのか。同社はNBCの1990年代の大ヒットドラマ「となりのサインフェルド」を世界で配信する5年間の契約を獲得した。ネットフリックスは数カ月前、往年の大人気ドラマ「フレンズ」と「ジ・オフィス」の配信権を数年後に失うことを認めたばかりだった。今回の契約の金銭的な条件は公表されていない。ロサンゼルス・タイムズ紙は、匿名の情報源の話として、NBCユニバーサルが「ジ・オフィス」に支払った5億ドル(約540億円)を「はるかに上回る」金額だと報じた。「サインフェルド」の配信は2021年から始まる。ネットフリックスはオリジナル番組の制作に数十億ドルを投じているが、古いドラマは依然として人気が高い。調査会社ニールセンによると、「ジ・オフィス」と「フレンズ」は昨年、いずれもネットフリックスで最も視聴された番組だった。同社は、おなじみの番組の力を少しは借りることができそうだ。
ネットフリックス、旧作の獲得は吉か凶か
「となりのサインフェルド」の配信権は会員確保につながるか
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