ドナルド・トランプ米大統領は18日、カリフォルニア州に認めてきた独自の自動車排出基準を設定する権限を取り消すと表明した。この件を巡っては、オバマ前政権が導入した規制を緩め、全米共通の基準を策定したいトランプ政権と同州とが激しくぶつかり合っている。トランプ氏はツイッターで、カリフォルニア州の権限を取り消すことで自動車が一層安全・低価格になると主張。「自動車メーカーはこのチャンスをつかむべきだ。カリフォルニアでは、この代替策がなければ事業が成り立たないからだ」とした。同州パロアルト、ビバリーヒルズ、サンディエゴでの資金集めの際にツイートした。カリフォルニア州は長らく連邦の規制より厳格な排出基準の順守を自動車メーカーに求めてきた。だがトランプ政権は、基準は州でなく連邦政府が決定するべきだとしている。