米銃器メーカーのコルト・ディフェンス(本社コネティカット州)は19日、民間向け半自動ライフル銃の製造をやめると発表した。市場での供給過剰を理由に挙げた。1830年代に創業されたコルトは、民間人が入手できる半自動ライフル銃「AR-15」のメーカーとして知られる。この種の銃器は多くの銃乱射事件で使用されており、2018年にフロリダ州パークランドの高校で発生した事件でも使われた。コルトのデニス・ベイユ最高経営責任者(CEO)は発表文で、「モダンなスポーツ用ライフルの市場では製造能力が大幅に過剰となっている」と述べ、こうしたライフルについては当面は十分な供給が確保されているとの見方を示した。同社は今後も軍や法執行機関向けのライフルは製造し続ける。また回転式拳銃やピストルの民間向け製造も続けるという。
米銃器老舗、民間向け半自動小銃の製造中止
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