米シェアオフィス大手ウィーワークの親会社ウィーカンパニーが突然の最高経営責任者(CEO)辞任からの立て直しを図る中、ソフトバンクグループが出資する不動産仲介テクノロジーの米新興企業コンパスが経営幹部の流出に直面している。コンパスではメル・ガベット最高執行責任者(COO)が24日、退任を発表した。同社ではここ1年半で、最高財務責任者(CFO)や最高マーケティング責任者(CMO)、最高技術責任者(CTO)を含む幹部が相次ぎ退社している。法務責任者や製品部門トップ、最高人材活用責任者(CPO)も先ごろ退社した。コンパスの広報担当者は、最近になって一部のポストが埋まり、マイクロソフトの元AI(人工知能)担当者ジョゼス・シロシュ氏をCTOに迎えたと述べた。