米国とホンジュラスは25日、米当局が第三国からの難民申請者の一部をホンジュラスへ移送することを可能にする合意に署名した。難民流入の抑制を目指す米国は、これまでにも中米諸国と同様の合意に署名している。米国は20日にもエルサルバドルと同様の合意を結んだ。これらの合意により、米国は第三国から来た難民申請者をホンジュラスとエルサルバドルに移送することが可能となる。また米国が両国の難民受け入れ態勢の整備を支援することも盛り込まれている。ただ合意内容の履行時期は明らかになっていない。米国とグアテマラが7月に署名した合意については、同国の最高裁判所が最近、これを認める判断を下しており、エルサルバドルやホンジュラス出身の難民について、グアテマラへの移送が近く開始される可能性がある。複数の中南米当局者によると、エルサルバドルやホンジュラスにはキューバやハイチ、アフリカ出身者が移送される予定。