米アマゾン・ドット・コムは「安定したヒットメーカー」と評価できるだろう。アマゾンが電子書籍リーダーの初代「キンドル」でハードウエア市場に参入したのは12年前。それ以降、同社の野心は大きく膨らみ、タブレット端末やスピーカー、ストリーミング端末など次々に新製品を投入した。スマートフォン 「ファイアフォン」など、中には目立った失敗もある。だが、新製品を出し続けるのに十分なヒット商品も生み出してきた。アマゾンは現時点で、取得したブランドも含めると50以上のハードを販売している。これには、25日にシアトル本社で発表した10以上の新製品も含まれる。スマートスピーカーの新型「エコー」からホームセキュリティー機器、スマートオーブンに加え、スマート電源まである。また、音声操作可能なワイヤレスイヤホンという急成長市場にも参入した。アップルが過去2年にわたりヒット商品の「エアポッズ」で独占してきた市場だ。
アマゾンの端末事業拡大、慎重さも必要
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