ドナルド・トランプ米大統領がウクライナに対し、政敵のバイデン前副大統領に関する調査を行うよう要請したとされる疑惑について、下院の外交・情報・政府監視の3委員会は27日、マイク・ポンペオ国務長官に召喚状を出した。弾劾調査の一環として、米・ウクライナ当局者のやり取りに関する資料を10月4日の期限までに提出するよう求めている。下院民主党は、この問題に焦点を絞りトランプ氏弾劾調査の日程を固め、今後数週間以内に公聴会を開催し、11月までには採決に持ち込みたい戦略だ。3委員会は、米国の元駐ウクライナ大使など、国務省関係者5人の証言も設定した。また、下院の歳出委員会および予算委員会の両委員長も、トランプ政権に対し、対ウクライナ支援の保留した件を巡り、一段の情報提供を求めた。