スウェーデンの16歳の環境活動家グレタ・トゥーンベリさんと石油メジャーが注目している「グリーン(環境)」は一致していないが、そうである必要はない。若き環境活動家のトゥーンベリさんは国連気候行動サミットで演説し、世界の指導者はお金のことや「永遠の経済成長というおとぎ話」ばかりを語っていると非難した。一方、エクソン・モービル、BP、シェブロンの幹部は、そこからほど近い会場で独自の気候対策会議を開き、石油掘削の温室効果ガス排出量だけに議題を絞って話し合っていた。行動を訴えるトゥーンベリさんの感動的な呼び掛けは、化石燃料で巨額を稼ぐ企業が示した段階的な措置より説得力があるかもしれない。それでもなお、お金は重要だ。しかも地球にとって幸いなことに、グリーンエネルギーの経済的報酬は増している一方、従来型燃料への見返りは急減している。
儲かり始めたグリーン投資、潮目が変わるとき
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