米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、ヒト型ロボット「オプティマス」が将来的にテスラの企業価値の大部分を創出するようになるとの見方を示した。テスラはロボット事業に重点を移している。マスク氏はXへの投稿で、テスラの長期戦略について尋ねたユーザーに「テスラの企業価値の80%はオプティマスになる」と回答した。テスラの4-6月期(第2四半期)決算は自動車部門が総売上高の約74%を占めた。車両販売の低迷が続き、減益となった。また、マスク氏がかねて批判している新たな歳出法案により、複数のEV販売促進策が廃止されることになる。マスク氏は投資家に対し、自動運転車とロボットの将来性に注目するよう促した。同氏は、この二つが将来は収益の大半を稼ぐようになるとみている。テスラは6月、自動運転タクシーを発表した。