米シェアオフィス大手ウィーワークの親会社ウィーカンパニーが新規株式公開(IPO)計画を中止する。ウィーは30日、8月14日に証券取引委員会(SEC)に提出した登録届出書の撤回を申し入れると発表した。共同最高経営責任者(CEO)のアーティー・ミンソン氏とセバスチャン・ガニングハム氏は発表文で「強固な基盤を維持する中核事業に集中するため、IPOの延期を決定した」と述べた。ガバナンス(企業統治)に対する懸念が高まる中、ウィーは今月に入り、少なくとも10月までIPOを延期すること決め、評価額も引き下げた。その後、筆頭株主であるソフトバンクグループ関係者などからの圧力を背景に、共同創業者のアダム・ニューマン氏がCEOを辞任した。