米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズは4日、インターネットを通じて単発・短期の仕事を請け負う労働者と企業とを結びつける新アプリ「ウーバーワークス」を立ち上げる。黒字化に苦戦する中で収入の拡大に動いた。ウーバーの2日遅くの発表によれば、この新アプリは料理人や清掃人などの人材と、一時的な労働需要を埋めようとしている企業とをマッチングするもの。場所、給与、技能に応じて求人情報を選別できる。ウーバーは新アプリでうまみのある市場に乗じたい狙いだ。労働統計局によれば、2017年には米労働人口の3分の1超にあたる5500万人がインターネットを通じて単発・短期の仕事を請け負う「ギグワーカー」だった。こうした労働形態が20年には43%を占めるようになると、同局は予測している。