日本のコーポレートガバナンス(企業統治)改革が奏功し始めている。その成果は今後も高まりそうだ。日本経済の成長見通しはさえないものの、これは割安な日本株に対して期待を膨らませる十分な理由になる。日本の株式市場は過去10年にわたり、米国を除くすべての先進国をひそかにアウトパフォームしている。その多くは、高い経済成長からもたらされたものではない。日本の成長率は同国の基準からすれば堅調だが、他国から見れば素晴らしい水準とはとても言えない。しかしながら、過去数年にわたり日本政府が進めた企業統治改革が、ここにきて目立った効果をもたらしつつある。 企業は株主への利益還元に一段と前向きになっており、物静かな日本の投資家にも、アクティビズム(物言う株主が企業に経営改革を迫ること)が受け入れられるようになってきた。
日本企業が学んだ「株主への愛」、統治改革で成果
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