頭を抱えるスーツ姿の男性写真はイメージです Photo:PIXTA

来年1月、iDeCoの制度が改正されます。これにより、70歳までiDeCoへの加入が可能となります。老後資金に不安が残る人はぜひ活用したいところですが、「70歳まで加入可能」となるには条件があります。うっかり資格を失ってしまわないよう気をつけたい落とし穴について解説します。(確定拠出年金アナリスト 大江加代)

iDeCoが大きく変わる!
今のうちにやっておくべきこと&やってはいけないことは?

 老後資産を準備する制度であるiDeCo。改正法案が成立したのは昨年6月ですが、その施行は今年12月の資格に基づき、来年1月拠出分からとなります。

 改正点は大きく2つ。インフレ環境の中、60代後半まで働くことが珍しくなくなった時代に合わせて

・70歳まで老後資産形成(積立)が可能に
・毎月の積立限度額が引き上げ

 となります。いずれも一定の要件があり、この改正の恩恵を受けられない人もいますが、多くの人にとって老後の暮らしに必要な資金を準備しやすくなります。

 改正は来年1月からですが、実は今からやっておくべきこと、逆にやってはいけないことがあります。今回はここを中心に取り上げます。特に「やってはいけないこと」は、ぜひ押さえてください。

70歳までiDeCoを続けるために
今やってはいけないこととは?

 まずは、70歳までiDeCoの積立を続けるための加入要件を確認しておきましょう。

 大原則は「国民年金被保険者であること」です。この点は改正後も変わりません。ただし、国民年金【基礎年金】は原則60歳までの加入となり、最長65歳までしか被保険者でいられないため、今回の改正では、60歳以上の方について国民年金被保険者でなくても、iDeCoを通じた老後資産形成を継続しようとする人の加入(積み立て)が認められることになりました。

 該当するのは、次の3通りです。