ドナルド・トランプ米大統領の弾劾調査を進める下院委員会は8日、国務省が同日予定されていたゴードン・ソンドランド駐欧州連合(EU)大使の証言を阻止したことを受けて、ソンドランド氏に召喚状を送付する方針を明らかにした。トランプ氏がジョー・バイデン前副大統領を調査するようウクライナに圧力をかけたとされる問題で、ソンドランド氏は重要証人として委員会で宣誓証言する予定だった。直前になって同氏が国務省の指示で出席を見送ったことで、トランプ政権と下院民主党との対立がさらに激化しそうだ。トランプ氏は「善良な男で偉大な米国人であるソンドランドを証言させたいのはやまやまだ」としながらも、「だが残念なことに、彼は完全ないかさま裁判の場で証言することになる。そこでは共和党の権利は奪われ、真実が国民の目にさらされることはない」などとツイートした。
EU大使に召喚状送付へ 弾劾調査巡り議会と政権の対立激化
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